PM業務の再定義!不動産管理会社がすべきこと

access_time 2020年05月17日

本サービスを運営するギグベースの田中と個人的に親しくして頂いているハウジング恒産 高橋社長に強い会社の作り方をインタビューした際の内容を元にまとめています。PMアシストの導入事例としての側面と、不動産管理業全般に通底する内容の二側面から記事をまとめております。

 

01 企業情報

企業名:株式会社ハウジング恒産

代表者様名:代表取締役 高橋 幸一郎 様

展開エリア:東京都 関東地方

管理戸数 10,000戸以上

URL:https://hkg.co.jp/

 

02 不動産管理業とは?

・2020年6月より会社名の変更+リブランディングを図る予定でいます。(KACHIAL(カチアル)への会社名変更は2020年6月〜)
これに伴い、「会社単位」「部署 / 事業部単位」でもう一度ミッションを明確にし自分たちの役割を明確にしていく。

・その中でもどの部署であろうと、根幹には不動産管理業(Property Management)とは何か?という部分から考えを巡らせる必要がある。

不動産管理業は、自社”だけ”で不動産管理にまつわるあらゆる業務を完結させることはできない。にも関わらず、自分が動くより高い生産性(コストパフォーマンス)を出すことができる他社と上手に連携する”仕組み”を作る発想が弱かった。

・PMアシストを使い始めたキッカケは、「移動時間」を上手に削減しつつスタッフ教育をすることにより単価と品質のバランスを両立させている点に着目し導入を開始した。

 

03 ミッションの再定義 / フェアな人事評価体制

・前述の、「会社単位」「部署 / 事業部単位」でのミッション再定義に伴い、人事評価システム・体制のブラッシュアップに取り組んでいる。

・有名な漫画キングダム(https://youngjump.jp/kingdom/)で「法とは何か? → 国が民に対してこうあって欲しいという願いだ」というセリフがあるが、とても好きな考え方。

会社も全く同様で、人事の評価システムやミッションは「会社が社員に対してこうあって欲しいという願い」であるべきだと思っている。

・当社は、 高い生産性(コストパフォーマンス)を出すことができる”仕組み”  づくりにチャレンジした社員を評価していきたいし、そうした意向をもった人材が活躍できる場でありたいと考えている。

・また、人事評価は可能な限り定量化でき透明性の高いものであるべきだと考えている。人間なので個人の主観や相性などが介在する余地を減らしてあげることで、評価する側もされる側も納得感のあるものになっていく。

 

 

04 効果

・会社のブランディングに関してはまだこれから磨きをかけていく段階だが、既に人事評価の仕組みを変え生産性を高めていくためのシステムをミドルマネージャー以下積極的に実践することにより自社の”稼ぐ力”ひいてはオーナー様の”資産を永続的に価値向上する力”が高まりつつあると手応えを感じている。

・規模(売上)の拡大ではなく、稼ぐ力(営業利益率)の向上を志した結果、同業と比較しても高い利益率を創出できるようになってきた。

 

05 今後の展望

・コロナ渦の影響は大きく社会に色々な影響を与えているが、前述のミッションの再定義 / 人事評価システムの磨き上げなどいまできることをじっくりと実践していく。

・リモートワーク、業務のオンライン化など慎重になって仕掛けていなかった施策も進めるいい機会だと感じている。ミドルマネージャー以下スピードを上げるように指示し、その指揮をとる。

導入サービス: 巡回点検
社名:株式会社KACHIAL
ご担当者様:木幡様
エリア:東京都
管理戸数:非公開
不動産管理会社様
インタビュー